【感想】カチカチ山 初日(配信)

宮野さん、井上さん、

12公演お疲れ様でした!!!!!!



今更初日かよ!って感じですが、文が纏まらなかったんだから仕方ない。

ブログ書くの初めてだし。


というか、privatterに上げてたやつを読める文章に変えただけなので悪しからず。

慣れてないので宮野さんの感想が多めです。




ライブのコントとか、舞台とか見てていつも思うのが、
宮野さんって体幹すげぇなってことなんですけど

体幹って別に文字通りの意味ではなく
キレというかなんというか、、、

ダンスやら運動やらをするときって、体幹がしっかりしてると
キレがあるしパキパキしてる(?)感じがするじゃないですか
その上でのプラスαがあって、さらに凄いパフォーマンスになるというか

もちろん体の面でも凄いな、と思うんですけど、
表情とか、声のメリハリとか、そういうものの「体幹」が凄い人だな、ってよく思うんですよね

あひるの空のビジュコメサンプルでも話してましたが、
普通の人はコンマ一秒とかであんなに顔変えられませんから


Gのコントでも思ったけれど、一番経験値の高い「声」を使わずとも、いろんな表情ができるし、いろんな気持ちが伝わってくるし、ちゃんと面白いのって本当に凄いなって

今回は2人芝居で、いつもよりもとてつもない熱量で、宮野さんの「体幹」が感じられたな
という印象です



書き殴ったメモを整理してて思ったことが

狸普通にキモいしストーカーだし軽犯罪やん!!!

狸普通にやべぇじゃん。

普通にキモいやん!!!!!!!!!



いろんな方が言ってましたが、宮野さんだからキモいって思わなかったんだなぁ、なんて



見てる途中は「かわいいな〜」なーんて思ってたのにですよ



兎ちゃん、初見で張り倒さなかったのエラいと思う。




と、ここまで感想を書いていて少し感じるところがありました。


人間失格』を読んだことある方なら、なんとなく「あー!」
と思っていただけるかな、と思うのですが



私が初めて『人間失格』を初めて読んだとき
主人公の葉藏のことを「可哀相な、本当はいい人」だと感じました。
それこそ暗闇で読めるぐらい何度も読んだ今でも、この感覚は毎回持ってしまいます。

でも、善悪で区別をつけるなら
明らかに葉藏が「悪」です。
それは、人間性と言う意味でも、法律に則って考えてみても。

それでも、読んでいる最中には
「葉藏のことを理解してない周りの人たち(実際は、多少の悪事はすれど普通に生きている人たち)」
が「悪」かのように感じられたんですよ。

巻末についている他の方の解説を読んで、やっとそのことに気が付きました。



主人公は、太宰は、
自分の行ったことを正当化しているわけではないですが、それでも、読者をそちら側に立たせるという意味で、
そのプロセスは正当化に近いもの。

有り体に言えば取り繕いということですが、
それこそが、作家太宰治の、そして、太宰治という人間の魅力なのではないかな?と思います。
それこそ、人を惹きつけて引き込んで、
彼の小説のように生きてしまうほどの魅力。


そして勿論、太宰は私小説ですから、
主人公たちにもそんな魅力があるんだな、というふうに感じています。




その魅力をもし、「愛嬌」と呼ぶのならば
宮野さんの狸はまさにそれでした。

…可愛ければゆるされると思うなよ!!!!!!!
と、今なら言えるんだけど普通に可愛かった。許しちゃう。
そのぐらいいいじゃん、と思ってしまった。

愛すべき37歳。

だから、TLに流れてくる皆さんの感想を読んでいるとさらに
「ああ、自分はあの瞬間、太宰の文学に浸っていたんだな」
という気持ちが強くなりました。


青木さんはもちろん太宰ではありませんし、宮野さんも(文ストでは太宰ですが)太宰ではありません。

それなのに、ここまでの「太宰感」

ただただ凄いと思いました。

しかも初日ですよ!?!?

初日であれだけのものってやばくないですか!?!?!
凄すぎません!?!?!?

やべぇよな!!!!!!!

私は初日しか観られていないので、是非他の方の感想も読みたいな
と、思うと同時に


どうか、全公演円盤化お願いします!!!!!!!!!
なんでもしますから!!!!!(なんでもしますから!!!)




最後にもう一つ、井上さん、はっっっっっちゃめちゃにかわいかったですよね!!!!!!!!

あれはちょっと狸羨ましいぜ…